逆張りとは?
逆張りとは、市場の多数派とは逆の方向に取引を行う手法を指します。つまり、株価が下落しているときに買い、上昇しているときに売るという戦略です。このアプローチは、「人の行く裏に道あり花の山」という有名な格言にも表れています。一見するとリスクを伴うように感じられますが、「安く買って高く売る」を実現するための方法とも考えられます。
デイトレードにおける逆張り
一般的に、逆張り戦略は中長期投資に適していると言われていますが、デイトレードにおいても有効な手法です。実際、成功している多くのデイトレーダーは逆張りが得意とされています。この手法の鍵は、下落相場での購入時に「どこまで下がるか」のリスクを管理しつつ、株価の反転点を見極めることにあります。
デイトレードにおける逆張り手法
デイトレードで逆張り手法を用いる際は、市場の一般的な動向に逆らった取引を行います。以下は、デイトレードにおける逆張り手法の具体的な例です。
テクニカル分析の利用
サポートラインでの買い
前日の安値やテクニカル分析を駆使します。株価が下落してサポートラインに近づいた際に買い注文を入れ、反発を見込む戦略です。
詳しくはこちらの記事を見てください
サポートとレジスタンス
ピボットポイント
前日の高値、安値、終値を基に計算されるピボットポイント周辺で価格が反転することを見込んで取引します。
詳しくはこちらの記事を見てください
ピボット
ニュースやイベントに反応する
逆張りニューストレード
市場の過剰反応を利用して、ニュースや経済指標発表後の価格変動に逆らって取引を行います。行き過ぎた下落直後の反発を狙います。
板情報の利用
分厚い板の手前での反発
分厚い板、つまり買い注文が多い価格の手前で買い注文を入れて反発を期待します。ただし、株価急落の局面など、板情報があてにならないことも多いです。もし、分厚い板が食われそうになったら、すぐに損切してください。
逆張りと順張りの使い分け
デイトレードでは、逆張りと順張りのどちらの戦略も有効です。市場の状況や自身のトレードスタイルに応じて臨機応変に戦略を変えることが、成功への鍵となります。臨機応変に戦略を使い分ける能力を身につけることで、さらに多くのチャンスをつかむことができるでしょう。
下げ相場で買うということは、どこまで下がるかわからないリスクがあり危険も伴いますが、下がったら上がるのが株価。板とチャートを使って分析し、得意の逆張りスタイルを見つけましょう。