10、50、100、500、1.000….などの様々なキリのいい価格は心理的節目として投資家に意識されます。心理的節目には沢山の注文が集まることが多く、サポートやレジスタンスとして機能することが 多いのです。
例えば、ある銘柄の株価が上昇して1.000円という心理的節目に近づいているとします。1.000円には沢山の売り圧力があると予測できるので、利食うなら少し手前の990円くらいがベストといえます。そして、その株価が1.000円の大台に乗ると上昇は勢いづくことも考えられます。
また、心理的節目付近では最終的にはどちらかに大きく動くと予側できますが、短期的なレンジ相場になりやすいともいえます。その価格を安いと感じる投資家と、高いと感じる投資家の様々な注文が集まることで、簡単には突破できずこう着状態になることもあります。大きな値動きを期待している場合には、忍耐強く待つことが必要かもしれません。
相場は大勢の投資家の心理で動いています。チャート分析に心理的節目の意識を付け加えることで、あらゆる局面に対応したいものです。