「悔やむ」という言葉には、後悔したり、反省したりする気持ちが含まれています。英語には「悔やむ」を表す単語がいくつかあり、それぞれ少しずつニュアンスが異なります。今回は「regret」「remorse」「repent」の3つを紹介します。それぞれの意味と使い方を見ていきましょう。
- regret / rɪˈɡret / リグレット / 後悔する、残念に思う
- remorse / rɪˈmɔːrs / リモース / 深い後悔、良心の呵責
- repent / rɪˈpent / リペント / 悔い改める
regretの意味と使い方は?
「regret」は、何かをしたこと、またはしなかったことに対して後悔する、あるいは残念に思うときに使います。日常的な場面でも使える単語で、軽い後悔から深い後悔まで幅広くカバーします。
regretの使い方を例文で覚えよう
I regret not studying harder for the exam.
試験のためにもっと勉強しなかったことを後悔しています。
※過去の行動を後悔する場合、「regret + 動名詞」を使います。
She regrets telling him the truth.
彼に真実を話したことを後悔しています。
※「regret telling」とすることで「話したこと」を後悔していることを表します。
We regret to inform you that your application was not successful.
残念ながら、あなたの応募が不採用となったことをお知らせします。
※「regret to + 動詞の原形」で、残念ながら何かを伝える場合に使われます。
I regret missing the concert last night.
昨夜のコンサートを見逃したことを後悔しています。
※「missing」は「見逃す」という行動を指しています。
Do you regret breaking up with her?
彼女と別れたことを後悔していますか?
※質問形でも自然に使えます。
He deeply regrets his harsh words.
彼は自分の厳しい言葉を深く後悔しています。
※「deeply」を加えることで、後悔の度合いを強調しています。
They regret the decision they made last year.
彼らは去年の決定を後悔しています。
※「decision」は具体的な出来事や選択を指します。
I don’t regret anything in my life.
人生で何一つ後悔していません。
※「don’t regret」と否定形にすることで、後悔のない人生を表現します。
例文を通して「regret」は、過去の出来事に対する後悔や、残念に思う感情を表現するのに便利な単語であることがわかります。特に「regret + 動名詞」が重要な使い方です。
remorseの意味と使い方は?
「remorse」は「深い後悔」や「良心の呵責」を意味します。自分の行動が他人に与えた悪影響や、自分の信念に反することをしたときに強い罪悪感を表現する際に使います。
remorseの使い方を例文で覚えよう
He felt deep remorse for his actions.
彼は自分の行動に対して深い後悔の念を抱きました。
※「deep remorse」は強い後悔の気持ちを強調します。
She was overwhelmed with remorse after the argument.
彼女は口論の後、後悔の念に押しつぶされそうになりました。
※「overwhelmed with remorse」は、感情が非常に強いことを表します。
He expressed remorse for his mistakes.
彼は自分の過ちに対する後悔の念を表明しました。
※「express remorse」は、後悔の気持ちを言葉で表すときに使われます。
The criminal showed no remorse for his actions.
その犯罪者は自分の行動に対して何の後悔も見せませんでした。
※否定形で使うと、後悔の欠如を強調します。
I feel a deep sense of remorse for not helping her when she needed it.
彼女が助けを必要としていたときに助けなかったことに深い後悔の念を感じます。
※「sense of remorse」は、罪悪感の感覚を強調します。
His remorse led him to apologize publicly.
彼の後悔の念が彼を公に謝罪する行動へと導きました。
※後悔がその後の行動に繋がる場合に使われる表現です。
「remorse」は、強い後悔や罪悪感を表現する際に用いられる重要な単語です。特に、感情が深い場合に使われることが多いです。
repentの意味と使い方は?
「repent」は宗教的な文脈で使われることが多く、自分の過ちを認めて「悔い改める」ことを意味します。特に、自分の行動を改めようとする意志が込められています。
repentの使い方を例文で覚えよう
He repented his sins and sought forgiveness.
彼は罪を悔い改め、許しを求めました。
※宗教的な場面でよく使われるフレーズです。
She repented for her rude behavior.
彼女は自分の失礼な行動を悔いました。
※個人的な過ちにも使われます。
They repented for their wrongdoings during the meeting.
彼らは会議の中で自分たちの悪事を悔い改めました。
※「wrongdoings」は悪い行いを指します。
He told the community that he had repented and would change his ways.
彼は地域の人々に、悔い改めて自分の行動を改めると伝えました。
※悔い改めが行動の改善に繋がることを示す表現です。
She repented deeply and decided to start a new life.
彼女は深く悔い改め、新しい人生を始めることに決めました。
※新しいスタートを切るという積極的な変化が表現されています。
「repent」は、自分の過ちを深く反省し、それを改めようとする気持ちを表す際に使われる単語です。宗教的な場面以外でも使えます。
「regret」「remorse」「repent」の3つは、いずれも「悔やむ」という意味を持っていますが、それぞれのニュアンスや使用場面は異なります。文脈に応じて適切な単語を選びましょう。