「Miles to go」は直訳すると「行くべきマイル数」となりますが、ここでは比喩的に「まだ達成すべきことが多い」「まだ先が長い」という意味になります。主に「まだやるべきことが残っている」「ゴールに到達するまでに努力が必要だ」という文脈で使われます。
この表現は、アメリカの詩人ロバート・フロストの詩「Stopping by Woods on a Snowy Evening」に由来しており、そこでの一節「And miles to go before I sleep」(寝る前にまだ何マイルも進まなければならない)から来ています。このフレーズは目標や目的に向かう途中に立ちはだかる距離や課題を象徴しています。
- miles / maɪlz / マイルズ / マイルの複数形(距離の単位、約1.6km)
- to / tuː / トゥー / ~へ、~のために
- go / ɡoʊ / ゴウ / 行く、進む
「miles to go」は、単に距離だけでなく「やるべき課題がまだたくさんある」という意味で使われる表現です。
例文でMiles to goの使い方を覚えよう
I have miles to go before I finish this project.
このプロジェクトを終えるにはまだやることがたくさんあります。
この文では、「miles to go」が「まだやるべきことが残っている」という意味で使われています。「before I finish this project」は「このプロジェクトを終える前に」という時間の表現を加えることで、「目的に到達するまでにやることが多い」ことを強調しています。
She has miles to go in her studies if she wants to graduate with honors.
彼女が優秀な成績で卒業するためには、まだやるべき勉強がたくさんあります。
「miles to go in her studies」で「勉強においてやるべきことがたくさんある」というニュアンスを表現しています。「graduate with honors(優秀な成績で卒業する)」という目的に向かって進む必要がある、という意味です。
Even after all these years, there are still miles to go for true equality.
長年経っても、真の平等を達成するにはまだ道のりが長い。
この文では、「miles to go」が「まだ達成すべきことが多い」ことを示しています。「true equality(真の平等)」という目的に至るまでの困難さや長い道のりが表現されています。
He knows he has miles to go before becoming the top player on the team.
彼はチームでトッププレイヤーになるには、まだ多くの努力が必要だとわかっています。
「miles to go」は「まだ先が長い」ことを示しています。「becoming the top player on the team(チームでトッププレイヤーになること)」を目指しており、その目標に向けてさらに多くの努力が必要であることを示します。
The company has miles to go in reaching its environmental goals.
その会社が環境目標を達成するまでにはまだやるべきことがたくさんあります。
この例では、「miles to go」が会社の「環境目標に至るまでの道のりが長い」ことを意味しています。途中に課題が多く残っている様子を表しています。
Though he’s made progress, he still has miles to go in his recovery.
彼は回復の進展を見せているが、まだ回復には時間がかかりそうです。
ここでは「miles to go」が「完全に回復するまでの道のりが長い」という意味で使われています。
The team has miles to go before they can become champions.
そのチームがチャンピオンになるには、まだ多くの努力が必要です。
「miles to go」が「チャンピオンになるまでに多くの準備や練習が必要」という意味で使われています。
He realized he had miles to go to achieve his dream of becoming a scientist.
彼は科学者になる夢を叶えるにはまだまだ道のりが長いと気づきました。
「achieve his dream of becoming a scientist」が目的であり、「miles to go」がその夢を実現するまでの課題の多さを表しています。
Despite the progress, there are miles to go to ensure everyone has access to clean water.
進展があるものの、すべての人が清潔な水にアクセスできるようにするには、まだやることが多いです。
この文では「miles to go」が「目標を完全に達成するまでの道のりの長さ」を示しています。
They’ve started the project, but there are miles to go before it’s complete.
プロジェクトは始まりましたが、完成するまでにはまだ多くの課題があります。
「miles to go」が「完成するまでの道のりが長い」という意味で使われています。
「Miles to go」は「まだ達成すべきことが多い」「先が長い」という意味で、多くの努力や時間を必要とする状態を表現する表現です。目標に向かう途中に残された課題や難題を強調するのに適しています。
Miles to goの類語、似た意味を持つフレーズは?
ここでは「Miles to go」に似た表現をいくつか紹介します。どれも「まだ達成すべきことが多い」「先が長い」といった意味で使われます。
A long way to go
「A long way to go」は「まだ長い道のりがある」「目的に到達するまでにまだ多くの課題が残っている」という意味で使われる表現です。
- a / ə / エイ / あるひとつの、ある種の
- long / lɔːŋ / ロング / 長い
- way / weɪ / ウェイ / 道、道のり
- to / tuː / トゥー / ~へ
- go / ɡoʊ / ゴウ / 行く、進む
We still have a long way to go to finish this task.
このタスクを終えるまでには、まだ多くの作業が残っています。
「a long way to go」は「まだ長い道のりがある」という意味で、タスクがまだ終わっていない状態を示します。
He knows there’s a long way to go to reach his career goals.
彼は自分のキャリア目標に到達するまでには、まだ長い道のりがあることを理解しています。
キャリア目標の達成までに多くの努力が必要なことを、「a long way to go」で表現しています。
Although they’ve made progress, there’s still a long way to go to improve customer satisfaction.
進展はあるものの、顧客満足度を改善するにはまだ長い道のりが残っています。
「a long way to go」が「改善にはまだ多くの取り組みが必要」という意味で使われています。
Not there yet
「Not there yet」は「まだそこに到達していない」「まだ目標に達していない」という意味を表す表現です。
- not / nɑːt / ノット / ~ではない
- there / ðɛr / ゼア / そこ、到達点
- yet / jɛt / イェット / まだ、いまだに
We’ve improved a lot, but we’re not there yet.
多くの改善をしたが、まだ目標には届いていない。
「not there yet」が「目標にはまだ届いていない状態」を表しています。
The team is working hard, but they’re not there yet.
チームは頑張っているが、まだ目標には到達していない。
この文でも「not there yet」が「目標到達にはまだ道のりがあること」を表しています。
I’m closer to my goal, but not there yet.
目標には近づいているが、まだそこには届いていない。
「not there yet」が「目標への途中である」ことを表現しています。
「Miles to go」は「目標に向かう途中にまだ多くの課題が残っている」ことを意味する表現です。「A long way to go」や「Not there yet」なども同様に「まだ目標に達していない」状況を表す表現として使われます。