オシレーター系の指標を使って売られすぎや買われすぎの判断をするときに、注意したいのが指標の数値設定です。当然、各銘柄ごとに値動きの特徴があるわけで、どの銘柄でも同じ設定というわけにはいきません。また、日足、時間足、分足の期間によっても変わってきます。
では、オシレーター系指標のRSIを使って売られすぎや買われすぎを示す最適な数値を見つけてみましょう。
上のチャート図ではRSIを13に設定しています。この場合、売られすぎのサインが1度しか出ていないのであまり機能していないといえます。次はRSIの設定を5に変更してみます。
RSIの数値を下げると、しっかりと売られすぎ買われすぎを示しており、機能しているといえます。少し騙しが気になるようであれば若干数値を上げることによって調整が可能になります。
オシレーター系指標をレンジ内で使うのか、押し目や戻りを捉えるために使うのかによっても最適な数値は違うと思います。ちょうどいい感じに売られすぎ買われすぎを示してくれる数値を見つけ出して、状況に合わせて使い分けることも必要かもしれません。