売買のタイミングを計るのに、ガイドラインとなる移動平均線。移動平均線とは、過去のローソク足の終値の平均を結んだラインのことです。
詳しく説明すると、5本移動平均線の場合、過去の5本のローソク足の終値の平均を結んだラインになり、実際の値動きよりなめらかになり、遅れて反応がでることになります。5本移動平均線のほかにも、25本移動平均線、75本移動平均線などがあり、本数を多く設定するほど、遅れて反応する鈍い曲線になります。
では、実際にローソク足と移動平均線を使ってのいくつかの売買シグナルを見ていきましょう。
このように移動平均線は、売買のタイミングを教えてくれます。ローソク足が移動平均線を抜ける局面が大きなポイントですが、ひげ飛び出すくらいでは少し頼りないので、やはり終値で抜けることが「抜けきった」と言えるでしょう。
次に移動平均線は、「上がりすぎ注意」を教えてくれます。
値段が急上昇すると見られますが、こんなときは急落の恐れがあるので危険です。慎重に判断しましょう。
チャートを見るとき当たり前のように表示される移動平均線。使い方は様々ですが、有効に活用して安全な取引をしましょう。