材料を真に受けない

好材料で買い、悪材料で売る。このようなトレードを繰り返してみても、大抵は裏目裏目にでて思い通りの結果は得られないでしょう。特にデイトレードにおいてはファンダメンタル分析は非常に難しいものです。

経済ニュースを横目で見て、なにか材料があると瞬時に買いか売りかを判断し、参戦したとします。しかし、ニュースがでたその時には手遅れであることが多いものです。「噂で買ってニュースで売れ」という格言もありますが、明らかになった材料は、事前の噂や予測によって価格に反映されてしまっている場合があるのです。このような事を「材料は織り込み済み」といいます。

相場が大きく動いた後には、こじつけるように「動いた理由」を後付けする記事も多く存在します。それを鵜呑みにして取引すると痛い目をみるはずです。

また、売買判断が容易な材料ならいいのですが、多くの材料は強弱の両面があります。どの部分がクローズアップされるかによっても受け取り方は変わってきます。各自、読む記事の内容も違うはずですし、簡単に材料を判断できるものではありません。

デイトレーダーは材料を判断するのではなく、動きそのものを見てトレードするほうが賢明でしょう。数日は方向感が出るようなインパクトのある材料でない限り、あまり気にする必要はないと思います。くれぐれもニュースには振り回されないようにしましょう。

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