「利食いはゆっくり、損切りは早く」とよくいわれます。当然、これは時間の問題ではなく利益はゆっくり伸ばし、損は最小限におさえるという意味です。この損小利大という考え方は、デイトレで勝つための基本になります。
まず、リターンに対してどの位のリスクをとるのか考えます。そして、その利益と損失の割合でトレードを続けた場合、どの位の勝率を上げれば利益を出すことができるのか考えてみましょう。
例えば、利益が1万円 、損失が3.000円に設定してトレードを続けた場合、1勝3敗でも1.000円の利益が出ることになります。このように、損小利大のトレードでは、少ない勝率でも利益を上げることができるのです。
「損小利大じゃなくても、勝率がよくて結果的に利益が上がればいいんじゃないか?」という人もいます。確かにそれは正しい意見だとおもいます。考え方は人それぞれで、必ずしも損小利大が正しいとは言えません。しかし、トレンドに乗った相場では利益をどの位伸ばせるかが肝心です。また、負けているデイトレーダーの多くは損大利小のトレードをしてしまっている、という事実もあります。