呼値(よびね)の刻み

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呼値の刻みとは

呼値の刻み、またはティックサイズとは、株価が取引される最小単位を指します。これは、株価が一定の価格帯に応じて変動する最小値のことを意味し、投資家が株式を売買する際に知っておくべきルールです。株価が上昇または下降する際には、この呼値の刻みに従って価格が設定されます。

ティックとは

ティックは、株価が変動する最小の単位を指し、1ティック、2ティックという表現でその変動幅を示します。例えば、3000円を超える株式では5円刻みで取引されるため、3005円、3010円、3015円といった形で価格が動きます。

呼値の刻みの規則

株価が異なる価格帯に達すると、呼値の刻みは以下のように変化します。

株価の範囲呼値の刻み
3,000円以下1円
3,000円超〜5,000円以下5円
5,000円超〜3万円以下10円
3万円超〜5万円以下50円
5万円超〜30万円以下100円
30万円超〜50万円以下500円
50万円超〜300万円以下1,000円
300万円超〜500万円以下5,000円
500万円超〜3000万円以下1万円
3000万円超〜5000万円以下5万円
5000万円超10万円

デイトレードにおける呼値の刻みの重要性

デイトレードでは、短期間での小さな価格変動を利益に変えることが目標です。そのため、呼値の刻みを理解し、それに応じて戦略を立てることが重要になります。呼値の刻みが大きい場合、その分だけ価格が動く必要がありますから、投資戦略に大きな影響を与えます。

デイトレーダーは、これらの呼値の刻みを考慮に入れて、どの価格帯で取引するかを決定し、利益を最大化するための戦略を練る必要があります。価格帯によっては、より大きな価格変動を待たなければならないため、リスク管理と利益目標の設定にも影響します。

呼値の刻みは株式取引全般、特にデイトレードにおいて、基礎となる要素です。この概念をしっかりと理解し、自身の取引戦略に組み込むことが必要です。

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