値幅制限の仕組み、ストップ高、ストップ安について

値幅制限とは、株式市場で1日の株価の変動範囲を制御するために設けられたルールです。このルールは、市場の過度な変動を防ぎ、投資家が大きな損失を被るリスクを軽減することを目的としています。株価が高騰または暴落することを防ぎ、市場の安定と公平性を保つために設けられているのです。

目次

ストップ高とストップ安

値幅制限の範囲内で株価が最大限まで上昇した場合、「ストップ高」と呼ばれ、その日の取引で株価がこれ以上上がることはありません。逆に、株価が制限の範囲内で最大限まで下落した場合は「ストップ安」と呼ばれ、その日の株価がこれ以上下がることはありません。これらの現象は、市場における過度の投機を防ぐ役割を果たします。

値幅制限の設定基準

値幅制限は、株価の水準に応じて異なります。一般的に、株価が低いほど制限範囲は狭く、株価が高くなると制限範囲も広がります。これは、株価の絶対値が大きくなるほど、同じパーセンテージの変動で生じる絶対額の変化も大きくなるためです。市場によっては、特定の条件下で値幅制限を調整することがあり、これにより市場の柔軟性が保たれます。

投資戦略への影響

値幅制限は、デイトレーダーにとって重要な要素です。ストップ高やストップ安が発生すると、その日の取引戦略を見直す必要があります。また、値幅制限を理解し、利用することで、リスクを管理し、損失の可能性を最小限に抑えることができます。

株価別値幅制限表

以下は、株価に応じた値幅制限の表です。この表は、株価の範囲ごとに設定された値幅制限を示しており、投資家が市場での取引を行う際の参考になります。

株価の範囲値幅制限
100円未満±30円
100円以上 200円未満±50円
200円以上 500円未満±80円
500円以上 700円未満±100円
700円以上 1,000円未満±150円
1,000円以上 1,500円未満±300円
1,500円以上 2,000円未満±400円
2,000円以上 3,000円未満±500円
3,000円以上 5,000円未満±700円
5,000円以上 7,000円未満±1,000円
7,000円以上 10,000円未満±1,500円
10,000円以上 15,000円未満±3,000円
15,000円以上 20,000円未満±4,000円
20,000円以上 30,000円未満±5,000円
30,000円以上 50,000円未満±7,000円
50,000円以上 70,000円未満±10,000円
70,000円以上 100,000円未満±15,000円
100,000円以上 150,000円未満±30,000円
150,000円以上 200,000円未満±40,000円
200,000円以上 300,000円未満±50,000円
300,000円以上 500,000円未満±70,000円
500,000円以上 700,000円未満±100,000円
700,000円以上 1,000,000円未満±150,000円
1,000,000円以上 1,500,000円未満±300,000円
1,500,000円以上 2,000,000円未満±400,000円
2,000,000円以上 3,000,000円未満±500,000円
3,000,000円以上 5,000,000円未満±700,000円
5,000,000円以上 7,000,000円未満±1,000,000円
7,000,000円以上 10,000,000円未満±1,500,000円
10,000,000円以上 15,000,000円未満±3,000,000円
15,000,000円以上 20,000,000円未満±4,000,000円
20,000,000円以上 30,000,000円未満±5,000,000円
30,000,000円以上 50,000,000円未満±7,000,000円
50,000,000円以上±10,000,000円

値幅制限は、株式市場の健全な機能を保つために必要なルールです。投資家はこのルールを理解し、適切に対応することで、市場の変動から自己の資産を守りつつ、効果的な投資戦略を立てることが可能になります。市場の安定を目指し、投資家が公平な環境で取引できるように、値幅制限は重要な役割を果たしているのです。

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