「板」(気配値とも呼ばれます。)ではいくらの株価でどれだけの売買注文がでてるかがリアルタイムでわかります。 これがデイトレの必須アイテム「板」です。
売り数量 | 株価 | 買い数量 |
9000 | 104 | |
9000 | 103 | |
12000 | 102 | |
10000 | 101 | |
8000 | 100 | |
99 | 11000 | |
98 | 19000 | |
97 | 13000 | |
96 | 12000 | |
95 | 9000 |
上の板では、100円で8000株の売り注文、99円で11000株の買い注文がでてる事がわかります。
今この株を買うには100円の売り注文があるので100円で買うことになります。そして100円に8000株ある売り注文が買われてなくなると次は101円で買うことになります、こうして株価は上がっていきます。
目次
板をよく観察して値動きを予測する
デイトレーダーは、買い板と売り板のバランスを見て市場の動向を予想します。一般的に、買い注文が売り注文を上回っていれば、市場には買い意欲が強く、株価は上昇する可能性が高いと考えられます。逆に、売り注文が多い場合は、売り意欲が強く、株価は下降する可能性が高いと予想されます。
板情報を活用する際は、売り板と買い板の「食われ方」、つまり注文がどのように消化されていくかにも注目することが重要です。この消化の速さやパターンを見ることで、市場の勢いや方向性を感じ取ることができます。例えば、買い注文が急速に売り注文を上回り始めた場合、これは株価が上昇する強いサインと見ることができます。
板情報だけを見てトレードしない
板情報だけを見てトレードすることは推奨されません。なぜなら、板情報はあくまでその瞬間の市場の状況を反映するものであり、株価のトレンドやその他の市場要因を考慮していないからです。したがって、デイトレーダーはチャート分析を始めとする他の分析ツールと組み合わせて、総合的な市場分析を行い、トレードの判断を下す必要があります。