準備が整って初めて取引をする時は、無理せずに1ティック抜きから挑戦してみましょう。注文の入力や板の動きにも慣れ、デイトレの感覚をつかむためにも、何度かやってみるといいと思います。 まずは分厚い板を利用した1ティック抜きから始めてみましょう。
目次
分厚い板を利用した1ティック抜きの例
売り数量 | 株価 | 買い数量 |
90 | 110500 | |
82 | 110400 | |
98 | 110300 | |
74 | 110200 | |
110100 | 66 | |
110000 | 155 | |
109900 | 91 | |
109800 | 88 |
上の板情報では110.000円に115の分厚い買い注文があります。そして、その分厚い板が壁のような役割を果たし、株価は110.000円より下落しないと考えることができます。
なので110.000円より1ティック上の110.100円で買いの指値注文を入れておきましょう。そしてその注文が約定したら 、すぐに110.200円で売りの指値注文を入れましょう。そして、その注文が約定したら1ティック抜きは成功です。
1ティック抜きでのリスク管理
当然、分厚い板があっても下がる時は下がるものです。積極的な投資家は指値を入れて待ち構えているのではなく、直接指値注文を板にぶつける、もしくは成行注文で取引するので、分厚い板でも食われる時は一瞬で食われてしまうのです。予想が外れたと思ったらすぐに損切りして次の機会を待つようにしましょう。
1ティック抜きは、デイトレードの世界に足を踏み入れる初心者にとって、取引に慣れるためも良い方法です。分厚い板を利用した取引の仕方を学び、小さな利益をコツコツと積み上げていくことで、リスクを管理しながらデイトレードのスキルを磨いていきましょう。