レバレッジは何倍が適正?デイトレなら10倍がおすすめです

レバレッジは何倍が適正?デイトレなら10倍がおすすめです

レバレッジを効かせることによって、小額の資金でも大きなリターンを狙えることはFXのメリットです。ですが、それ相応のリスクについても考える必要があります。レバレッジを効かせるほど、FXはハイリスク、ハイリターンな商品になります。

FXはハイリスク、ハイリターン

5万円で1万通貨の取引をした場合を考えてみましょう。1ドル100円の時に1万ドル買ったとします。その後、101円に値上がりした場合は1万円の利益、逆に99円に値下がりした場合は1万円の損失。5万円 という資金に対して、1万円のリスクとリターンがあることになります。FXがいかにハイリスク、ハイリターンな商品かがわかっていただけたと思います。

よくあるのは、儲けた分のお金をどんどん証拠金として追加していき、取引単位を増やしていくケースです。これだと、コツコツ積み上げたお金を1度の取引で失くしてしまうことにもなりかねません。 例えば、3勝1敗で損益0円ではちょっと悲しいと思います。慣れるまでは、儲けは出金するなどして、むやみに取引単位を増やさないことが戦略としては正しいのかもしれません。

FXデイトレードの適正レバレッジは?

さて、レバレッジは何倍が適正なの?という話ですが、自分が許容できる損失に合わせたレバレッジが適正です。損失がでても心が動かない範囲、心が乱れて冷静さを失うようなトレードは避けるべきです。ですので、人それぞれ適正レバレッジは異なります。

とはいえ、自分の適性レバレッジが分からない人がほとんどでしょう。そんな場合はレバレッジ10倍程度で取引してみて下さい。デイトレードを行う上で、おすすめなレバレッジは10倍です。例えば、米ドル/円だと10万円程度の証拠金で1万通貨の取引をする、このくらいが丁度いいです。

少額でも大きな金額を動かせるのがFXのメリットです。だからと言って25倍までレバレッジを効かせるとリスクが大きいです。

大きなリターンを狙いたい時は、レバレッジを大きく効かせることによって、それが可能になり、リスクをあまり取りたくなければ、レバレッジを少なくすることで調整できます。どちらにせよ、レバレッジが取引の自由度を高めていることは確かです。自分の許容できるリスクに合わせて賢く利用しましょう。

トレードスタイル別の適正レバレッジは?

トレードスタイル。つまり、どのくらいの期間でどのくらいの値幅を狙うのかによって、適正レバレッジは変ってきます。ポジションは長く持つほど、そして、大きな値幅を狙うほど、大損するリスクが増えるからです。

トレードスタイルレバレッジ
長期投資1倍
スイングトレード5倍以下
デイトレード10倍以下
スキャルピング20倍以下

あくまで目安ですが、数ヶ月~数年の期間で、5円以上の値幅を狙う長期投資なら、レバレッジは1倍。数日間で、50銭以上の値幅を狙うスイングトレードならレバレッジは5倍以下。1日で売買を完結させるデイトレならレバレッジは10倍以下。数秒~数分で僅かな値幅を狙う、スキャルピングなら20倍以下が適正です。

プロのトレーダーを見ると、大体このくらいのレバレッジで取引していることが多いです。

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