イギリスはEU加盟国ですが、ユーロは導入せず自国の通貨であるポンドを使用しています。ユーロの導入を見送った背景にはポンドに強い愛着のある国民からの強い反発があったようです。
かつては基軸通貨であったポンドですが、今ではドル・ユーロ・円の3大通貨に比べ取引量も少なく注目度も低くなってきているといえます。
地理的にも政策的にもヨーロッパでありながら、アメリカに近い国であるイギリス。ポンドの値動きは、米ドルに近いという見方と、ユーロに近いという見方に分かれておりますが、実際は材料によってはどちらの影響も受けます。
またポンドは他の通貨と比べても、自国の経済指標に強く反応する傾向があり、経済指標の発表時には注意が必要です。