「全然」という言葉は、英語では「全く〜ない」や「全く〜である」といった意味を持つさまざまな表現に置き換えられます。「not at all」「never」「completely」という3つの言葉が代表的ですが、それぞれ使い方やニュアンスが異なります。今回は、それぞれの言葉の意味と使い分けについて詳しく説明します。
- not at all / nɑːt æt ɔːl / ノット アット オール / 全く〜ない
- never / ˈnɛvər / ネヴァー / 決して〜ない、一度も〜ない
- completely / kəmˈpliːtli / コンプリートリー / 完全に、全く
Not at Allの意味と使い方は?
「not at all」は「全く〜ない」という意味で、否定を強調する表現です。誰かに感謝されたときの「どういたしまして」という返事としても使われますが、基本的には「全然〜ない」と否定的な意味で使われることが多いです。
Not at Allの使い方を例文で覚えよう
I’m not tired at all.
私は全然疲れていません。
「not at all」を使って、疲れていないことを強調しています。
She doesn’t like spicy food at all.
彼女は全然辛い食べ物が好きではありません。
「not at all」は、辛い食べ物を全く好きでないことを表現しています。
The movie wasn’t interesting at all.
その映画は全然面白くありませんでした。
「not at all」を使って、映画が全く面白くなかったことを強調しています。
He didn’t understand the question at all.
彼はその質問を全く理解していませんでした。
質問の内容が全く理解できなかったことを強調しています。
I don’t mind helping you at all.
手伝うのは全然構いません。
ここでは、手伝うことに全く問題がないという意味で「not at all」を使っています。
「not at all」は、何かが「全く〜でない」と強く否定する際に使います。感謝されたときの「どういたしまして」という返事としても使うことができます。
Neverの意味と使い方は?
「never」は「決して〜ない」「一度も〜ない」という意味で、何かが全く起こらない、または一度も経験していないことを表すときに使います。時間や回数に関係なく、「全然〜しない」という強い否定を示します。
Neverの使い方を例文で覚えよう
I have never been to Paris.
私は一度もパリに行ったことがありません。
「never been to」で「一度も行ったことがない」という意味です。全く経験がないことを表しています。
He never drinks coffee.
彼は全然コーヒーを飲みません。
「never」を使って、彼がコーヒーを全く飲まないことを強調しています。
She never told me about the problem.
彼女はその問題について全然私に話しませんでした。
「never」は、話さなかったことを強調しています。過去の出来事に対しても使うことができます。
They never play video games.
彼らは全然ビデオゲームをしません。
「never」を使って、彼らが全くビデオゲームをしないことを表現しています。
I will never forget this moment.
私はこの瞬間を決して忘れません。
未来に向けて「決して忘れない」という強い決意を表すために「never」が使われています。
「never」は、何かが「決して起こらない」や「一度もない」という強い否定を表現するために使います。過去から未来まで、すべての時間にわたる否定に適しています。
Completelyの意味と使い方は?
「completely」は「完全に」「全く」という意味で、何かが完全に達成されたり、全く不足がない状態を表します。「全然〜である」という肯定的な意味で使うこともあります。
Completelyの使い方を例文で覚えよう
The room was completely silent.
その部屋は完全に静かでした。
「completely」を使って、部屋が全く音がしないことを強調しています。
I completely forgot about the meeting.
私はその会議のことを全く忘れていました。
「completely」は、「完全に忘れてしまった」という意味を強調しています。
The project was completely finished on time.
そのプロジェクトは予定通りに完全に終了しました。
「completely」は、プロジェクトが完了したことを強調しています。
He is completely different from his brother.
彼は兄とは全く違います。
「completely different」で「全く違う」という意味になり、2人の違いを強調しています。
She was completely surprised by the news.
彼女はそのニュースに完全に驚きました。
「completely」を使って、驚きの度合いが非常に大きかったことを示しています。
「completely」は、何かが完全に達成されたり、全く不足していないことを表現するために使います。肯定的な意味で「全く〜である」と言いたいときにもよく使われます。
まとめとして、「not at all」「never」「completely」は、すべて「全然」という意味を持っていますが、使い方が異なります。「not at all」は強い否定、「never」は決して起こらないこと、「completely」は完全に何かが達成されたことを表します。場面に応じて、これらの表現を使い分けましょう。