actually、in fact、as a matter of factの違いは?「実は」を表す英単語の意味、使い分け

「実は」という表現は、話の流れを補足したり、驚くような事実を明かしたりするときに使われます。英語では、actually、in fact、as a matter of factなどの言葉がその役割を果たします。それぞれ少しずつニュアンスが異なるため、場面に応じて適切に使い分けることが大切です。

  • actually /ˈæk.tʃu.ə.li/ アクチュアリー / 実際に、実は
  • in fact /ɪn fækt/ インファクト / 実際には、実は
  • as a matter of fact /æz ə ˈmæt.ər əv fækt/ アズ ア マター オブ ファクト / 実を言うと、実際には
目次

actuallyの意味と使い方は?

actuallyは「実際に」「実は」という意味で、驚きや意外性を伴う場面でよく使われます。話し手の期待や予想に反する事実を伝えるときにも適しています。

actuallyの使い方を例文で覚えよう

I thought the movie would be boring, but it was actually interesting.
その映画はつまらないと思っていたけど、実際には面白かった。
※予想に反する結果を伝える際に使用。

She looks calm, but she’s actually very nervous.
彼女は落ち着いて見えるけど、実はとても緊張しているんだ。
※見た目と実際の状態が異なることを示す。

I actually forgot my wallet at home.
実は財布を家に忘れてきたんだ。
※意外性を伝えるために使われている。

He said he didn’t need help, but he actually did.
彼は助けはいらないと言っていたけど、実際には必要だった。
※行動と言葉が矛盾している場合。

Actually, I don’t like coffee that much.
実は、コーヒーはあまり好きじゃないんだ。
※新しい情報や個人的な事実を明かす際に使用。

Actually, I’ve never been to New York.
実は、ニューヨークに行ったことがないんだ。
※新たな事実を伝えるときに使用。

Actually, I’m planning to change my job.
実は、仕事を変える予定なんだ。
※意外な情報を伝える。

The book was actually better than the movie.
その本は実際には映画よりも良かった。
※予想を超えた結果を伝える際に使用。

actuallyは、意外な事実を強調したり、これまで述べてきたことを訂正・補足するときに役立つ表現です。多くの場合、話の流れに意外性や驚きを加えます。

in factの意味と使い方は?

in factは「実際には」「実は」という意味で、特に前述の内容をさらに詳しく説明したり、強調したりするときに使われます。新しい情報を補足しつつ、事実を強調する役割を持っています。

in factの使い方を例文で覚えよう

I told him I was busy. In fact, I had no plans at all.
私は忙しいと言ったが、実際には何の予定もなかった。
※前の文の補足説明として、事実を述べる。

He seems lazy. In fact, he works very hard.
彼は怠けているように見えるが、実際にはとても一生懸命働いている。
※外見と実際の事実の違いを強調する。

The restaurant looks small, but in fact, it can seat over 100 people.
そのレストランは小さく見えるが、実際には100人以上座れる。
※見た目と実際のギャップを説明する。

In fact, the company is doing better than expected.
実際には、その会社は予想以上に業績が良い。
※事実として予想外の結果を強調。

In fact, most people agreed with the decision.
実際には、ほとんどの人がその決定に賛成した。
※一般的な意見に対して具体的な事実を提供。

I don’t mind walking. In fact, I prefer it.
歩くのは嫌いじゃないよ。むしろ好きなんだ。
※個人的な好みを強調。

In fact, we’ve met before.
実は、私たちは以前に会ったことがあるんです。
※新しい事実を明かす。

In fact, she’s the best student in the class.
実際には、彼女がクラスで一番優秀な生徒なんです。
※強調して事実を伝える。

in factは、特に事実を強調する場合に使われます。話し手がこれまで述べたことをサポートする具体的な事実や、新しい情報を提示するときに適しています。

as a matter of factの意味と使い方は?

as a matter of factは「実を言うと」「実際には」という意味で、少しフォーマルな場面でよく使われます。前述の内容に対して驚きを与える事実を付け加える際に使います。

as a matter of factの使い方を例文で覚えよう

As a matter of fact, I’ve already completed the project.
実を言うと、すでにプロジェクトを完了しています。
※新しい情報を付け加える場面で使用。

As a matter of fact, I know him quite well.
実際には、私は彼のことをよく知っています。
※聞き手にとって驚きのある事実を述べる。

I didn’t think you’d come. As a matter of fact, I’m surprised to see you.
来るとは思わなかったよ。実を言うと、君に会えて驚いているんだ。
※予想外の事実を伝える。

As a matter of fact, it’s the first time I’ve tried this.
実を言うと、これを試すのは初めてなんだ。
※初めての経験を明かす場面で使用。

I didn’t expect much from the concert. As a matter of fact, it was amazing.
そのコンサートにはあまり期待していなかったけど、実際には素晴らしかった。
※期待以上の結果を伝える場面。

As a matter of fact, she was the one who suggested it.
実を言うと、それを提案したのは彼女だったんだ。
※聞き手が予想しなかった事実を補足。

As a matter of fact, he’s never late for meetings.
実を言うと、彼は会議に遅刻したことがないんだ。
※意外な事実を述べる。

I thought you didn’t like spicy food. As a matter of fact, I love it.
君は辛いものが苦手だと思っていたよ。実際には、大好きなんだ。
※誤解を訂正する場面で使用。

as a matter of factは、特に驚きを与えるような事実を補足する場面で使われます。他の表現よりもフォーマルな印象があるため、ビジネスシーンなどでもよく使われます。

actually、in fact、as a matter of factは、それぞれニュアンスや使い方が異なりますが、「実は」「実際には」という意味を持つ点で共通しています。使う場面に応じて適切に選びましょう。

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