株式と結婚するな

相場の状況を確認したり、銘柄の情報を集めることはデイトレーダーにとって必須であり大切なことです。しかし、必要以上にのめり込むことは、いいことではありません。

ポジションを保有すると、価格の上下に一喜一憂してしまい冷静さを欠いてしまうこともあると思います。翌日にポジションを持ち越したその日の夜は、眠れなくなることもあるかと思います。これらは、トレードにいい影響を与えません。「眠られぬほど、株を持つな」とよくいわれますが、ポジションサイズを小さくするなどの工夫が必要でしょう。

ポジションを保有していないと落ち着かない状態(ポジポジ病)や、トレードを行っていない時でも、相場のことが気になってしかたがない状態になることも良いこととはいえません。このような状態に陥ったときは、一時的に相場から離れて息抜きすることが必要かもしれません。

また、この格言には「特定の銘柄に固執するな」という意味も込められています。多くのデイトレーダーは固執せずに数銘柄を監視しているものです。監視銘柄も柔軟に入れ替える必要があるでしょう。自分の手法に合わなくなった銘柄には躊躇なく見切りをつけるべきです。

相場に対して情熱をもち、多くの時間を費やしたとしても、その分成績が良くなるとは必ずしもいえません。効率も考えながら相場分析や情報収集を行うべきです。生活を豊かにするために始めたデイトレードが生活を犠牲にすることにもなりかねないのです。