下手なナンピンスカンピンとは、下手なナンピンをすると損失は膨らむだけという意味の格言です。
ナンピン(難平)とは、含み損をかかえている状態で損切りするのではなく、さらに買い(売り)増しをして、買値(売値)の平均を引き下げる(上げる)ことです。
ナンピンには賛否両論ありますが、あまりお勧めできません。一見効果的な手法にも見えますが、元々保持していたポジションが変化するわけではありません。単に損切りするのが嫌で、気休めのためにナンピンするトレーダーも多いことでしょう。自分の決めた損切りのポイントで、苦し紛れにナンピンするのはもってのほかです。
それとは対照的にナンピンを効果的に行うデイトレーダーも存在します。始めからナンピンも視野に入れて、ポジションを振り分けるように持つやり方です。
もし、ナンピンをするのであれば、「ナンピンは1度まで」などのルールを決めて計画的に行いましょう。