株式分割とは1株をいくつかに分割することをいい、株を分割し1株あたりの値段を下げることによって、小口でも買えるようになるというメリットがあります。
例えば、1株1万円の株を2つに分割すると、単純に1株5.000円になります。このことによって1万円では買わない投資家でも5.000円分であれば買うかもしれません。
また、この株を以前から保有していた人は自動的に株数が2倍になりますが、1株の価値は半分になるため結果的には損も得もしないことになります。
しかし、実際には株式分割を行うことで株主が増えて流動性が高まり、株価が値上がりすることがよくあります。株式分割は 投資家にとって買いの材料になる事が多いのです。
そして株式分割のおおまかな流れを説明します。
1)株式分割発表(分割数や権利取得最終日などの内容も発表される)
↓分割発表の直後に株価が急騰することが多い。
2)権利取得最終日(この時に株を保有していると権利がもらえる)
↓この期間は株を売却できない。
3)効力発生日(自動的に保有している株の分割が行われる)
株式分割の発表から権利取得最終日までの間や、株の分割が行われた直後にも、その銘柄の注目度は上がり活発な売買が行われることが予想されます。株式分割を発表すると必ず価格が上昇するといったものではありませんが、デイトレの監視銘柄に入れておくといいかもしれません。