東京証券取引所で売買が行われるのは平日(土、日、祝を除く)の9時から11時(前場)と、12時30分から15時(後場)までです。
8:00 | 9:00 | 11:00 | 12:05 | 12:30 | 15:00 |
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前場と後場のことを「ザラバ」といい、売り注文と買い注文の値段が合致するたびに約定させていく「ザラバ方式」で株価が決まります。
ここでおぼえてほしいのが「ザラバ方式」には、ふたつのルールがあるということです。ひとつは「時間優先の原則」です。これは、同じ値段の注文の場合は早く出た注文が優先する、つまり早いもの勝ちということです。
もうひとつは「価格優先の原則」で一番安い売り注文が優先し、一番高い買い注文が優先して約定していきます。
また、注文自体は前場は8時から、後場は12時05分から受け付けており、ザラバが始まるときにはじめて「板寄せ方式」という方法で、最適な株価を出して約定させていきます。
前場の開始を寄付(よりつき)といい、後場の開始を後場寄付といいます。また、前場の終了を前引けをといい、後場の終了を大引けといいます。
ザラバが始まるまえのこの時間帯もすでに投資家たちの心理戦は始まっており、板からは目が離せません。証券会社では夜でも注文を出せたりしますが、実際は次の日に証券会社から取引所に注文が出されることになります。