ロスカットライン

FXでもロスカット(損切り)は重要視されます。しかし、自分の予想外の方向に相場が進めばすぐロスカット、などといった単純なものではないように感じます。なぜなら、取引量の多い為替相場では値動きにブレがあるからです。自分の予想どうりに相場が進んでも、このブレにロスカットがひっかっかてしまい、利益につながらないことも考えられます。

しっかりと、レジスタンス(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線) を自分なりに設定して、OCO注文を使いレジスタンスの手前で利益確定、サポートラインの下でロスカットするのが一番だと思います。こういったシナリオを自分の中で描くことによって、おもいきったポジション取りもできるかと思います。

あとは、設定したOCO注文を変更しないことです。人間心理の「損はしたくないが、利益は確定させたい」という気持ちから、値段がロスカットラインに迫ってきたら、注文を変更したり、まだ利益を伸ばせたのに、すぐに確定させてしまうことは、結果的には損することのほうが多いのです。

ロスカットを設定した時に、いったいロスカットされた時、損失がいくらになるのか、その損失に自分が耐えられるのかしっかり考えましょう。損失を許容することが、相場で冷静な判断ができることにつながるのです。リターンとリスクの割合が1:1なら勝率6割で利益がでます。それが2:1なら勝率4割でも利益が出ます。取引する時は、先を見据えてトータルで考えられるかどうかが、勝敗を分けるポイントになってきます。