「決して」という言葉は、強い否定や断固とした意思を表す日本語です。英語には「never」「by no means」「absolutely」という3つの表現がありますが、それぞれ異なるニュアンスや使い方があります。今回は、それぞれの言葉の意味と使い方を詳しく説明します。
- never / ˈnɛvər / ネヴァー / 決して〜ない、一度も〜ない
- by no means / baɪ noʊ miːnz / バイ ノウ ミーンズ / 決して〜ない、絶対に〜ない
- absolutely / ˌæbsəˈluːtli / アブソルートリー / 絶対に、間違いなく
Neverの意味と使い方は?
「never」は、「決して〜ない」「一度も〜ない」という意味で、日常的にもよく使われる表現です。何かが全く起こらない、または一度も経験していないことを示すときに使います。
Neverの使い方を例文で覚えよう
I will never forget this day.
私はこの日を決して忘れません。
「never」は、未来に向けて「絶対に忘れない」という強い決意を表しています。
She has never been to Japan.
彼女は一度も日本に行ったことがありません。
「never been to」で「一度も行ったことがない」という意味を表します。過去の経験を否定しています。
He never eats vegetables.
彼は決して野菜を食べません。
「never」は、彼が全く野菜を食べないことを強調しています。
They never play video games.
彼らは全然ビデオゲームをしません。
「never」を使って、彼らが一度もビデオゲームをしないことを強調しています。
I have never seen such a beautiful sunset.
こんなに美しい夕日は決して見たことがありません。
ここでは、「never seen」で「一度も見たことがない」という意味を表しています。
「never」は、日常の中で「決して〜ない」「一度も〜ない」と強く否定する場面でよく使われます。時間や回数に関係なく、全く起こらないことを強調します。
By No Meansの意味と使い方は?
「by no means」は、「決して〜ない」「絶対に〜ない」という強い否定を表します。口語よりもややフォーマルな場面で使われ、強い意志や主張を伴います。
By No Meansの使い方を例文で覚えよう
This is by no means an easy task.
これは決して簡単な仕事ではありません。
「by no means」を使って、仕事が決して簡単ではないことを強調しています。
He is by no means a perfect leader.
彼は決して完璧なリーダーではありません。
「by no means」は、彼が全く完璧でないことを伝えています。
By no means should you skip your homework.
決して宿題を怠ってはいけません。
ここでは、宿題を絶対に怠らないよう強く注意しています。
By no means did she agree to the plan.
彼女はその計画に決して同意しませんでした。
「by no means」で、彼女が計画に全く同意しなかったことを強調しています。
This is by no means over yet.
これは決してまだ終わっていません。
「by no means」を使って、物事が決して終わっていないことを強調しています。
「by no means」は、フォーマルな場面で使われることが多く、「決して〜ない」と強く否定するニュアンスを持っています。何かが全く起こらないことや、強い拒否の意思を伝えたいときに使います。
Absolutelyの意味と使い方は?
「absolutely」は「絶対に」「間違いなく」という意味で、物事が完全であることや、強く確信していることを示すときに使います。「決して〜ない」という否定的な意味で使うこともありますが、肯定的な意味で使うことも多い表現です。
Absolutelyの使い方を例文で覚えよう
I absolutely refuse to do that.
私はそれをするのを決して拒否します。
「absolutely refuse」で「決して拒否する」という意味を強調しています。
You are absolutely right.
あなたは間違いなく正しいです。
「absolutely」は、相手が完全に正しいことを強調しています。
This is absolutely necessary for the project.
これはそのプロジェクトに絶対に必要です。
「absolutely necessary」で、「絶対に必要だ」と強い確信を持っていることを伝えています。
I absolutely cannot agree with you on this.
この件については絶対に同意できません。
「absolutely cannot agree」で、「全く同意できない」という強い拒否を表現しています。
The show was absolutely amazing.
そのショーは間違いなく素晴らしかったです。
「absolutely amazing」で、「完全に素晴らしい」という意味を強調しています。
「absolutely」は、「絶対に」「完全に」という意味で、肯定的にも否定的にも使われる表現です。何かに強い確信があるときや、強い意志を表すときに適しています。
まとめとして、「never」「by no means」「absolutely」は、いずれも「決して」という意味を持っていますが、使う場面やニュアンスに違いがあります。「never」は日常的な強い否定、「by no means」はフォーマルな強い否定、「absolutely」は完全な肯定や否定の表現に使われます。それぞれの場面に応じて、適切な表現を使い分けましょう。