“On me”は、日常英会話でよく使われるフレーズのひとつです。これは、特に食事や買い物などの場面で、「私が支払います」という意味を表すときに使います。相手に対して自分が支払いの責任を負うことを伝える言い方です。
まずはそれぞれの単語を見ていきましょう。
- on /ɒn/ : オン / ~の上に、~に対して
- me /miː/ : ミー / 私を、私に
「on」は、何かが「~の上に」ある状態を示す前置詞です。ここでは「責任が~にかかる」という意味合いで使われています。「me」は「私」を指すので、”on me”で「(支払いの責任が)私にある」ということになります。
この表現は特に、食事や飲み物などの支払いの場面で「私が払うよ」というニュアンスを伝えるときに用いられます。カジュアルな場面で、気軽に使える表現です。
例文でOn meの使い方を覚えよう
Lunch is on me today.
今日は私がお昼をおごります。
「Lunch」は「昼食」、「on me」は「私が支払います」という意味です。お昼代を自分が出すことを伝えています。
The drinks are on me tonight.
今夜の飲み物は私のおごりです。
「drinks」は「飲み物」、on meは「私が支払います」です。飲み会などでよく使います。
This one’s on me.
これは私のおごりです。
「This one」は「これ」、on meは「私が支払います」です。飲み物や食事などを指して使います。
Don’t worry about the bill, it’s on me.
会計は心配しないで、私が払います。
「bill」は「請求書」、on meは「私が支払います」です。相手に支払いの心配をさせないように伝えています。
Let me get this. It’s on me.
ここは私に任せて。私が払います。
「get this」は「これを支払う」という意味で、on meと組み合わせて「私が払います」という意味を強調しています。
I’ll cover dinner. It’s on me.
夕食は私が出します。私のおごりです。
「cover」は「支払う」、on meは「私が支払います」という意味で、夕食の支払いを引き受けることを示しています。
Next round is on me.
次のラウンドは私のおごりです。
「round」は「(飲み物などの)一巡り」、on meは「私が払います」です。次の飲み物の支払いを引き受ける表現です。
I insist, it’s on me.
ぜひ私に支払わせてください。
「insist」は「強く主張する」という意味で、on meと組み合わせて「ぜひ私に払わせて」というニュアンスを表しています。
Everything you order tonight is on me.
今夜注文するものは全部私が支払います。
「everything you order」は「あなたが注文するすべて」、on meは「私が払います」です。相手の注文をすべて負担することを伝えています。
I’ll handle the cost. It’s on me.
費用は私が負担します。私がおごります。
「handle the cost」は「費用を負担する」という意味で、on meと組み合わせて「私が支払います」という意味を伝えています。
“On me”は、自分が支払いをすることを表すときに使います。例文からわかるように、飲み物や食事などの場面でよく使われ、相手に負担をかけずに、自分が負担することを伝えたいときに便利な表現です。
On meの類語、似た意味を持つフレーズは?
他にも、”On me”と似た意味を持つフレーズはいくつかあります。それぞれの表現を見てみましょう。
It’s my treat.
- It’s /ɪts/ : イッツ / それは
- my /maɪ/ : マイ / 私の
- treat /triːt/ : トリート / おごる、もてなす
「It’s」は「それは」を示し、「my treat」で「私のおごり」という意味になります。この表現は、誰かをもてなしたいときや、支払いを自分がしたいときに使います。
Don’t worry about the bill, it’s my treat.
請求書は気にしないで、私のおごりです。
「bill」は「請求書」、「it’s my treat」は「私のおごりです」という意味です。相手に心配しないように伝えています。
Tonight’s dinner is my treat.
今夜の夕食は私のおごりです。
「Tonight’s dinner」は「今夜の夕食」、「my treat」は「私のおごり」です。夕食代を自分が出すことを表しています。
I’ll get the next one. It’s my treat.
次は私が払います。私のおごりです。
「get the next one」は「次を払う」、my treatは「私のおごりです」という意味で、次の支払いを引き受けることを示しています。
I’ll take care of it.
- I’ll /aɪl/ : アイル / 私は~するつもり
- take /teɪk/ : テイク / 取る、扱う
- care /keə/ : ケア / 世話、注意
- of /əv/ : オブ / ~の
- it /ɪt/ : イット / それ
「I’ll」は「私は~するつもり」という意味です。「take care of it」で「それを私が引き受けます」という意味になります。この表現は、支払い以外にも、何かを代わりに引き受ける際に使うことができます。
Don’t worry about the project, I’ll take care of it.
プロジェクトのことは心配しないで、私が引き受けます。
「project」は「プロジェクト」、「I’ll take care of it」は「私が引き受けます」という意味です。責任を持つことを示しています。
Leave the reservations to me. I’ll take care of it.
予約は私に任せてください。私がやります。
「reservations」は「予約」、「I’ll take care of it」は「私がやります」という意味です。予約の手配を引き受けることを表しています。
I’ll take care of the expenses.
費用は私が負担します。
「expenses」は「費用」という意味で、I’ll take care of itを使って、支払いを自分が引き受けることを伝えています。
It’s on the house.
- It’s /ɪts/ : イッツ / それは
- on /ɒn/ : オン / ~の上に、~に対して
- the /ðə/ : ザ / その
- house /haʊs/ : ハウス / 家、建物
「It’s」は「それは」を示し、「on the house」で「店のおごり」という意味になります。この表現は、レストランやカフェで、店側がサービスとして提供するときに使われます。
Your first drink is on the house.
最初の飲み物はサービスです。
「Your first drink」は「あなたの最初の飲み物」という意味で、on the houseは「店のおごり」という意味です。
Dessert is on the house today.
今日はデザートがサービスです。
「Dessert」は「デザート」という意味で、on the houseは「店のおごり」という意味です。レストランなどでの特別なサービスを伝える表現です。
The coffee is on the house.
コーヒーはサービスです。
「The coffee」は「コーヒー」、on the houseは「店のおごり」です。カフェなどで無料提供されるときに使います。
“On me”は、カジュアルな場面で「私がおごるよ」と伝えるのにぴったりな表現です。特に食事や飲み会の場面でよく使います。他にも「It’s my treat」「I’ll take care of it」「It’s on the house」など、支払いに関連するフレーズを覚えておくと便利ですよ。