「No turning back」は直訳すると「もう戻れない」「引き返すことはできない」という意味になりますが、比喩的には「もう後戻りできない」「決断したからには進むしかない」という意味で使われます。状況が大きく変わったり、ある決定をした後で、もはや以前の状態には戻れないことを表現する言葉です。
この表現は、何か重要な選択をした後や、一度始めたことを途中でやめることが難しい場合に使用されます。例えば、新しい道を進む決意を固めたときや、大きなプロジェクトを開始したときなどに使われることが多いです。
- no / noʊ / ノウ / ~がない、存在しない
- turning / ˈtɜːrnɪŋ / ターニング / 曲がること、方向を変えること
- back / bæk / バック / 戻る、元の位置
「No turning back」は、「もう後戻りすることができない」という意味で、進むべき道や決意の強さを示す言葉です。
例文でNo turning backの使い方を覚えよう
Once the contract is signed, there’s no turning back.
一度契約に署名したら、もう後戻りはできません。
「no turning back」は、「契約が成立した後は、取り消したり元に戻したりすることができない」ことを示しています。
After quitting my job, I realized there’s no turning back now.
仕事を辞めた後で、もう後戻りはできないことに気づきました。
この文では「no turning back」が「一度辞めてしまえば、元の職場に戻ることが難しい」ことを表現しています。
They’ve decided to move abroad, so there’s no turning back.
彼らは海外に移住することを決めたので、もう後戻りはできません。
「no turning back」が「大きな決断を下し、計画を撤回できない状態」を表現しています。
Once the project started, there was no turning back.
プロジェクトが始まってしまえば、もう後戻りはできませんでした。
この文では「no turning back」が「一度開始したら、途中でやめることができない」ことを意味しています。
After the big investment, there’s no turning back.
大きな投資をした後では、もう引き返すことはできません。
「no turning back」が「投資をしたことで、そのプロジェクトを途中でやめたり変更したりすることが難しい」ことを表現しています。
She knows there’s no turning back after deciding to go to medical school.
彼女は医学部に進学することを決めた以上、もう後戻りはできないことを理解しています。
「no turning back」が「大きな決断をした後では、その道を進むしかない」ことを示しています。
We’re too far into the hike now, so there’s no turning back.
今やハイキングでかなり進んでしまったので、もう引き返すことはできません。
ここでは「no turning back」が「行程の途中で戻ることが難しい」ことを意味しています。
The deal is made, and there’s no turning back from here.
取引が成立したので、ここからはもう後戻りはできません。
「no turning back」が「一度取引が成立すると、取り消すことができない」という意味で使われています。
Once the bridge is crossed, there’s no turning back.
一度橋を渡ってしまえば、もう引き返すことはできません。
この文では「no turning back」が「物理的にも気持ち的にも後戻りできない」ことを表しています。
After announcing the decision, there was no turning back.
決断を発表した後は、もう引き返せませんでした。
「no turning back」が「決断が公にされると、後戻りすることが難しい」ことを意味しています。
「No turning back」は「もはや元には戻れない」「前に進むしかない」といった状況を示す表現です。特に重要な決断や状況の変化後に使われ、後戻りができない強い決意や状況を表現します。
No turning backの類語、似た意味を持つフレーズは?
ここでは「No turning back」に似た表現をいくつか紹介します。どれも「後戻りができない」「進むしかない」といった意味で使われます。
Point of no return
「Point of no return」は「引き返せない地点」「後戻りできない段階」という意味で使われる表現です。
- point / pɔɪnt / ポイント / 点、地点
- of / əv / オブ / ~の
- no / noʊ / ノウ / ~がない
- return / rɪˈtɜːrn / リターン / 戻ること、復帰
Once we passed the point of no return, we had to keep going.
引き返せない地点を過ぎたら、進むしかありませんでした。
「point of no return」が「ここまで来たらもう戻れない」という意味で使われています。
After investing in the new technology, we reached the point of no return.
新しい技術に投資してからは、もう後戻りできない状態になりました。
「point of no return」が「決定を覆すのが難しい状況」を示しています。
She knew she had passed the point of no return when she took the job offer.
その仕事のオファーを受けたとき、彼女はもう後戻りができないことを理解していました。
「point of no return」は、重要な決定をして後には引けない状態を表しています。
Burning bridges
「Burning bridges」は「橋を燃やす」という直訳ですが、比喩的には「関係を断ち切る」「後戻りをできなくする」という意味です。自らの行動で、元に戻ることができない状況を作ることを指します。
- burning / ˈbɜːrnɪŋ / バーニング / 燃やしている
- bridges / brɪdʒɪz / ブリッジズ / 橋(bridgeの複数形)
After leaving his previous job, he burned all his bridges.
前職を去った後、彼はすべての関係を断ち切りました。
「burned all his bridges」が「元の状態に戻れない状況を作り出した」ことを示しています。
Don’t burn your bridges if you’re unsure about leaving.
辞めることを迷っているなら、関係を断たない方がいい。
ここで「burn your bridges」が「後戻りできないようにする」という意味で使われています。
She realized she had burned her bridges by ending the partnership.
彼女はそのパートナーシップを終わらせたことで、もう戻れないと気づきました。
「burned her bridges」が「戻れない状況を作り出した」という意味で使われています。
「No turning back」は、引き返せない決断をした後に使う表現です。同様の表現として「Point of no return」や「Burning bridges」などがあり、いずれも「後戻りができない」という決意や状況を表すのに適しています。