“Hold on” は、日常会話でよく使われるフレーズで、次のような意味や使い方があります。
- 「ちょっと待って」という意味で、相手に少しの間待つようにお願いするときに使います。
- 「しっかりつかまる」という意味で、何かにしっかりとつかまるように指示するときに使います。
- 会話や電話で「少々お待ちください」という意味で使われることもあります。
次に、それぞれの単語について詳しく見ていきましょう。
- Hold /hoʊld/ /ホウルド/ : 持つ、つかむ、保つ
- On /ɑːn/ /オン/ : ~の上に、~に向かって
これら2つの単語が組み合わさることで、「(手などを)持ち続ける」という意味になり、「ちょっと待って」や「しっかりつかまる」という意味で使われるようになりました。
例文でHold onの使い方を覚えよう
Hold on, I’ll be right back.
ちょっと待って、すぐ戻るから。
「Hold on」で「ちょっと待って」という意味になります。”I’ll be right back” は「すぐ戻るよ」という意味です。
Can you hold on for a minute?
少しの間待ってもらえますか?
「hold on for a minute」で「少しの間待って」という意味です。何か準備が必要なときに使います。
Hold on tight when the car moves.
車が動くときはしっかりつかまって。
「Hold on tight」で「しっかりつかまって」という意味です。車やジェットコースターなど、動きのある乗り物に乗るときの注意として使います。
Hold on, let me check something.
ちょっと待って、何か確認させて。
何かを確認したり調べたりするときに、少しの間待つようにお願いする表現です。
Hold on to the handrail when using the stairs.
階段を使うときは手すりをしっかり持ってください。
「Hold on to~」で「~をしっかり持つ」という意味になります。階段の手すりをしっかり持つように指示しています。
Hold on, don’t give up now!
頑張れ、今は諦めないで!
励ましや応援の意味で「Hold on」が使われています。諦めずに頑張るように伝える表現です。
Could you hold on while I transfer your call?
電話を転送する間、少しお待ちいただけますか?
電話で「少々お待ちください」というときの丁寧な表現です。”while I transfer your call” は「あなたの電話を転送する間」という意味です。
Hold on, I think I left my keys inside.
ちょっと待って、鍵を中に忘れたかも。
「Hold on」で「ちょっと待って」という意味になります。鍵を忘れたことに気づいたときの表現です。
Hold on, there’s something I need to tell you.
ちょっと待って、伝えたいことがあるんだ。
「Hold on」で「ちょっと待って」という意味です。重要な話をする前に相手の注意を引く表現です。
Hold on to your dreams and never let go.
夢をしっかり持ち続けて、絶対に諦めないで。
「Hold on to your dreams」で「夢をしっかり持ち続ける」という意味になります。「never let go」で「絶対に諦めないで」という意味です。
”Hold on” は、待ってもらいたいときや、何かにしっかりつかまるように指示するときに使える便利なフレーズです。特に、日常会話や電話でのやり取りで頻繁に登場しますので、覚えておくと役に立ちます。
Hold onの類語、似た意味を持つフレーズは?
“Hold on” と似た意味を持つフレーズをいくつか紹介します。それぞれの表現のニュアンスを理解して、適切な場面で使えるようにしましょう。
Wait a moment
「少し待って」という意味で、”Hold on”と同じように使えますが、少しフォーマルな響きがあります。
- Wait /weɪt/ : ウェイト/ 待つ、期待する
- Moment /ˈmoʊmənt/ : モウメント/ 短い時間、瞬間
このフレーズは、「一瞬待ってほしい」というニュアンスで、特に礼儀正しく頼みたいときに使います。
Wait a moment, I need to grab my coat.
少し待って、コートを取ってくるから。
「Wait a moment」で「少し待って」という意味を表しています。”I need to grab my coat” は「コートを取ってくる必要がある」という意味です。
Please wait a moment, the manager will be with you shortly.
少々お待ちください、マネージャーがすぐに参ります。
フォーマルな場面での「少しお待ちください」という表現です。”the manager will be with you shortly” で「マネージャーがすぐに来ます」という意味を伝えています。
Wait a moment, I need to think about it.
少し待って、考えさせてください。
何かを決める前に、考える時間が欲しいときに使います。”I need to think about it” は「考える必要がある」という意味です。
Hang on
「ちょっと待って」や「しっかりつかまる」といった意味で、カジュアルな場面でよく使われます。
- Hang /hæŋ/ : ハング/ ぶら下がる、吊るす
- On /ɑːn/ : オン/ ~の上に、~に向かって
「ぶら下がる」というイメージから、「そのままの状態を保つ」という意味になり、転じて「待つ」や「つかまる」という意味で使われるようになりました。
Hang on, I’ll check it for you.
ちょっと待って、確認してくるね。
「Hang on」で「ちょっと待って」という意味です。何かを確認する前に、少し待つようにお願いする表現です。
Hang on, this will be over soon.
頑張って、もうすぐ終わるから。
励ましの意味で使われる表現です。「Hang on」で「頑張って」となり、「これ(状況)がもうすぐ終わる」という意味を伝えています。
Hang on tight, we’re going fast!
しっかりつかまって、スピードを出すよ!
「Hang on tight」で「しっかりつかまって」という意味です。”We’re going fast” は「スピードを出す」という意味で、速く動くときの注意として使われます。
Stay put
「その場にとどまる」「動かないで」という意味で、移動しないように指示するときに使います。
- Stay /steɪ/ : ステイ/ とどまる、滞在する
- Put /pʊt/ : プット/ 置く、(ある場所に)位置する
「Stay put」で「その場所に留まる」という意味になります。
Stay put, I’ll be right back.
動かないで、すぐ戻るから。
「Stay put」で「動かないで」という意味です。”I’ll be right back” は「すぐ戻るよ」という意味です。
Just stay put until I come back.
私が戻るまで、そのままいてください。
「stay put」で「そのままいる」という意味です。”until I come back” は「私が戻るまで」という意味で、しばらく待つように指示しています。
Stay put, don’t move an inch.
そのまま動かないで、少しも動かないでね。
「Stay put」で「そのままいる」という意味です。「don’t move an inch」で「少しも動かないで」という意味を強調しています。
”Hold on” は、「少し待って」や「しっかりつかまって」という意味で、会話や日常生活のさまざまな場面で使えます。類似の表現には “Wait a moment”、”Hang on”、”Stay put” などがあり、これらを使い分けることで、より豊かな表現が可能になります。